戻る

<会長就任の挨拶>


新屋郷土会会長
千葉 尚

去る2月25日開催令和5年度第48回総会において当新屋郷土会の会長をおおせつかりました。

大塚前会長は9年間会長職にありご苦労様でした。
私はその後半の6年間事務局長として共に歩んでまいりました。実は氏には3年程前から何度か会長職交代の依頼を受けておりましたが時期尚早との理由で固辞してまいりました・・・がコロナ禍でこの2年間総会の開催是非について氏が現在も現役で会社経営の代表でもある都内事務所に数回打合せに伺いの際「俺も80歳代半ばになるので・・・」との発言についぞ賛意を表してしまいそれが会長職を引き継ぐ契機となったようです。

私事で恐縮ですが当新屋郷土会への思いがふたつあります。会員皆様の共感が得られれば幸いこのうえもございません。

(1) 今年度の総会は48回目です。ということは当新屋郷土会とは48年前に発足の伝統ある団体なのです。2年後はちょうど50回となり半世紀も続くわけです。私も今年は喜寿となる年齢で決して若いとは言えませんが元気な限りは郷里新屋町出身の先輩諸氏が立ち上げたこの会を大切に継続すべく勤めたいと存じます。これには個人の力だけでは不可能ですので会員皆様のご協力を切にお願いするものであります。
大塚前会長の座右の銘「先人樹を植え後人涼を楽しむ」を勝手ながら私も再度かみしめ会員皆様と共に歩みたく存じます。

(2)「故郷は一つではないよ」ということです。これは従来から私の持論です。
生まれ育った所は当然ながら故郷ですよね。あの山・河・海の各色が存在する新屋町です。 ところが私を含めた会員皆様はそれぞれの事情を背景に新屋町を離れ東京都を中心とする関東圏に居住していますし関東圏以外の方も散見されます。
私は埼玉県西方の飯能市に居住し早いもので50年が経過しました。ここでは居住地区の町内会に30歳頃入会した青年会を出発点に今ではその町内会の執行部の一員として「無理をせず」をモットーにですが楽しくやっています。
会員皆様のなかには何かしらの活動で同様の方も多いと思われます。
故郷新屋町を離れた私たちは見方によっては故郷を二つ持つ贅沢な生活をしているかも知れませんし加えてそう思う心も貴重な財産とも言えるかも知れませんね。

会員皆様におかれましてもこの(1)(2)の思いは軽重の差はありましょうが同様の思いではないでしょうか。

前述のとおり2年後の総会はちょうど50回目を迎えます。 当面の目標は病院と薬との色濃い関係を保ちつつ健康寿命でその総会開催を目指しましょう。

最後にウイズコロナ・ポストコロナとかで国内はもとより世界が経済活性化を目的に人口が動き始めました。しかしコロナは完全に終息したわけでは決してありませんし完全な治療薬は未だ無いのが現状です。どうか会員皆様におかれましては「密閉・密集・密接」のコロナ感染防衛の3密対策を忘れずに油断なく元気な日常生活を過ごされますこと心より祈念いたします。

                 令和5年3月  新屋郷土会会長 千葉 尚